2021.04.03

『スペインの宇宙食


 明け方に一度目が覚めてトイレに行ったら「マジかよ」ってくらい脚も身体も重くて、今日は歯医者に行く予定があったのでどうしようと思ったけど、次(9時)に起きたら全然平気だった。そんなもんだよね。

 楽しかったしよく眠れたのか、起きたらなんかいい顔してた。


 11時から歯医者。矯正相談。もう母がずーっと気にしてるからやってやろうということにした。親孝行なんて気にしたことなかったから親孝行。

 そうなんじゃないかとは思っていたけど、気にしているのは前歯だけだけど顎が小さいので歯を抜かなきゃ収められなくて、となると下の歯も抜歯して噛み合わせを揃えなきゃいけないらしくて、結局フルで矯正することになりそう。生まれつき下の歯が一本少ないのに、いまさら噛み合わせとかあるのだろうか。

 担当してくれた人、いまどきのモテそうな感じのふわふわおっとりしたルックスの男の人だったけど、口の中に色々つっこまれたり、開けられたり、ゴム手袋越しの指の感触の好き度、お兄さんでもお姉さんでもおじさんでもおばさんでも変わらないなあと思いながら検査を受けていた。強いて言うならやっぱり女の人の細い指よりは男の人の指の方が好きだけど。


 歯医者の待合室で『スペインの宇宙食』の岩澤瞳についてのパートを読んでいて、こんなに饒舌に言葉で褒めてくれるなら、人形として愛でられるのも悪くないなあと思った。

 具体的に褒められると他はダメなんだと思う人もいるらしいけど、私は具体的に褒められる(とか説明される)ことが好き(それが私にとっての愛情表現だから)なので、菊地成孔のパートナーやバンドメンバーはいいなあと思う。2回のライブのメンバー紹介を観ていて思った。

 前も書いたかもしれないけど、私が人から言われた中で一番印象に残っている言葉は、友人と調布のミスドで合流した時に言われた「雨が強くなったからそろそろ来ると思った」で、そういえばいつのまにか雨女じゃなくなったなあと気が付いた。まあ雨女、雨男なんて気の持ちようなので、メンタルの問題なんだろうね。


 毎週土曜日恒例の実家でリングフィット。あと会社のリモート飲み会の残りのプレミアムモルツ2本を父に届けた。

 いつも通りダラダラ母と喋ったりして夕飯食べてたら、テレビの点滅の刺激がきつかったのか目が痛くなって、自転車で帰るのが危ないので泊まることにした。昔からたまに目の奥が痛くて画面が見れないことがあるのだけど、なんなんだろうなあ。

 久しぶりに実家のお風呂に入ったらめちゃくちゃ広いし、天井も高いし、鏡大きいしでびっくりした。やっぱり建てただけあって良い家だよなあと改めて気付いた。あと全身が確認できる大きい鏡は必要。


 肩まで浸かって足が伸ばせる湯船に入りながら、東京の極小住宅とかもう東京には住めないから郊外に家買うとか聞いてると、やっぱりこの家と土地がある以上そんな選択肢は考えられないよなあと思って、別に目に見えてお金持ちだったり、そういう振る舞いをしているわけではないけど、やっぱりご時世を考えたらまあまあお嬢というか、強い資産だよなあとか思ってなんか切なくなった。海外行くとか、東京に帰る場所がある人の戯言だと外野から言われてもおかしくないし、ああ、結局良いとこの子ね、と言われてもおかしくない(実際はそこまでではない)。

 しかし、本当に海外行くとして、まだまだ先の話だけど家と土地どうするかは考えなきゃいけないなあ。