2021.03.29

『スペインの宇宙食


 電気消して寝たけど、電気消すと細かい音が気になるから音楽かけて寝て、入眠に時間がかかった。難しいなあ。音楽のほうはタイマーかけられるぶん多少いいんだけど。

 ずっと引っかかってたんだけど、年始に友人に「今年は年始から私がいるからきっと楽しいよ」とか言ったくせに、今年入ってから基本的に私がずっと不安定で全然ダメで落ち込む。自分が楽しく生きたいのもそうだけど、人に無責任に「あなたは大丈夫だよ」と言える存在でありたいし、人が落ち込んだ時に私をみて「でも大丈夫だな」と思ってもらえる存在でいたいんだけどな。そういう気持ちが人に対して芽生えてきた。なんかみんな大変そうだから。


 出社。いつも通りコート着たらめちゃくちゃ暑くて脱いだ。電車の中で踊り場、枠移動前の最終回。岡野陽一に彼女ができる。めでたい。でも最近イチ甘酸っぱかったのはやっぱりシンジとアスカの「好きだったよ」「僕も好きだったと思う」「好きになってくれてありがとう」だなあ。


 今日は仕事が暇な予定だったのだけど、課長に「来週から暇なんですよ!」とアピールしまくっていたところにちょうどよくトラブルが転がり込んできたのでトラブルシュートに駆り出される。楽しかった。初めて話した他の課の年の近い先輩と二人作業で、わりと仲良くなれてよかったなあと思ったし、カレーをご馳走になった。

 「一年目に見えないよね」と言われて久々に「そうなんですよね。大学生のときもずっと他の研究室の教授に大学院生だと思われてたんですよ」とかいう鉄板トークをして、面白いかどうかはともかく人間、鉄板トークってあるもんだなと思った。


 帰りの電車で『スペインの宇宙食』を読む。前に読んだときより嫌感が少ないなと思った。自意識というかこう、くどいなとも思うけれど。


 19時からプロジェクトのプレ打ち上げのオンライン飲み会。7人で、ちょっと多くないかと不安だったけどすごい楽しくて、「いや、明日土曜日だから!」とか言って結局23時すぎまでみんなで飲んでしまった。一人なので私は送られてきたプレモル1本も空けずだったけど、おじさんたちは見るからに酔っ払ってて面白かった。

 面白いおじさんの話はやっぱり好きだなあ。多分、私の話を聞いてくれる柔軟さと、それにまつわる、年齢とか人生経験からくる違うものの見方の話をしてくれるからだと思う。

 なんか、結局うだうだ上の話聞くだけだと思ってたんだけど、みんなで話せて楽しかった。早くオフラインで飲みたい。


 「私は理屈っぽいけど認識は感覚的だ」という話を久しぶりにして、理屈とか感覚とかの話になって、いまは理屈史上主義な世の中だけどそれは納得という安心感が欲しいだけで別に理屈が感覚に勝るとは思ってなくて(というか言語化できるかできないかの違いでしかないので)私は全然感覚のことを信じているから、この人の感覚を信頼できると思った人のこと(もしくはその人自身の魅力)、その人が証明できないなら私が証明したいと、色々考えていて思った。そう思わせてくれる人が好きだな。それくらい私にとって魅力的ということなので、同じことを言っているのだけど、説明したくなるのは好きだからなのかもしれない。

 一方で、説明なんて1mmも必要ないような本能でわかる圧倒的な魅力が好きで、ときに嫉妬する。嫉妬がすぎるときは疲れているとき。という疲れバロメーター。