2020.10.02 東京→大阪

2020.10.02

東京駅で集合時間を決めるわけでもなく友人と落ち合い、19時半発ののぞみに乗って新大阪へ向かう。普段の旅ではLCCと夜行バスにばかり乗っているので、新幹線に乗るたびに広いなあと思う。

昨日今日くらいの出来事を少し話したあと、夕飯は焼き鳥にしようと決めて、新横浜を出たくらいの「寝てもいい?」「どうぞどうぞ」のやり取りのあとは好きに過ごす。

窓側に座らせてもらっていて、相変わらず窓の外を眺めているだけで時間が過ぎていく。移動はいいなあと、いつも思うことをひさしぶりに思った。昔、初めてのバックパッカーから帰ってきた友人も「移動時間のために旅をしていた」と言っていたので、きっと普遍的なことなんだと思う。彼曰く私たちは魂の同級生らしいので、似ているだけなのかもしれないけれど。

外を見すぎて首が痛くなって、京都から新大阪の少しの区間眠った。

 

新大阪から宿のある京橋へ移動する。JRに乗っているとあんまり大阪に来た感じがしないと話したら、「多分その辺出てもそんなに思わないと思うよ」と言われた。「1車両が長くない?」の問いには最終日まで同意を得られなかった。

 

友人の「温泉入りたい」のリクエストで、温泉のある、それでも一番安い宿を取ったホテルは、超豪華というか、結婚式場もあるようなちゃんとしたところで、しかもなぜか最上階でびっくりした。ビルに隠れて大阪城が見えないことだけが残念だった。

とりあえずベッドにダイブして、2人して起き上がれなくなり、「行くー?」「行かなくてもいいよ」「行かないとどうなるの?」「食べないかコンビニ」「嫌だ行く!」と外に歩き出す。

大阪に来たくせに初日から宮崎の鶏を食べて(東京だったら倍で出せるような値段で、超おいしかった)、初日は飲むつもりなかったのにお酒も飲んだ。飲むつもりなかったので、日本酒は我慢してレモンサワー1杯にした。

「(わかってたけど)毎日飲んじゃうなあ、これ」と言ったら、「別に、」のあとに、おそらく、「俺に合わせて飲まなくてもいいからね」の間が空いてから、「まあでも美味しいもの食べて飲みたくなっちゃうのは止められないよなあ」と言われて、そういうことです、と思った。

(そういうことになったので、毎日飲んだけど罪悪感はなかったというか、そういえばどのお店でもただのレモンサワーがめちゃくちゃ美味しかった気がしたのは、ごはんの美味しさのせいなのでしょうか。)

 

帰りはお店から、行きに気になっていた道に寄り道しながら、大阪は人が少ないだの、そういえば川が沢山あっただのの話をしながら帰った。

 

***

 

2020.10.07

書けない。昨日がとても調子がよかったので張り切って構えて書くつもりだったけれど、会社員生活2日目にしてもう脳に余計なものが流れ込んできている。

のわりに、初日と2日目はまとめようと思ったのに、こんなに長く書いている。

本当は書かなくてもいいと思った。よくわからん。

 

家にいていいなと思ったのはスピーカーの音質がいいことで、FINAL SPANK HAPPYの『Nice Cut』を聴いた。

リアルタイムで載せるならともかく、旅行から帰ってきたあとInstagramに載せる写真はいつも迷う。盛れてる写真も流行りな写真も撮らないけれど、その人の親の次に友人を上手く撮る自信があって、それは君へのまなざしだからってやつで、だからもういつも全部みてみてって思うんだけど、1枚ずつ載せたいこだわりとか、うるせえ外野の自意識とか、それを気にしちゃう自意識とか、自分が見返すのはプロフィールだけど他人がみるのはタイムラインだとかの違いでうにゃうにゃする。地球をナイスカットしてるにすぎないじゃないっスか~。

アーカイブという技を覚えました。

あと、友人とストーリーでやり取りするのも自意識が邪魔をした。「私との写真は距離が離れてて嫉妬」と書いたけれど、あなたが選んだ写真は、私が「この写真のあなたはとてもかわいい」と言った写真であることはちゃんと覚えています。

 

友人に「歌上手かったら楽しいだろうなあ」と話したら「どの方向性に?」と言われて「R&B」と答えたけれど、最近のR&Bは広すぎる気がして、具体的には、声を楽器のように使えるリズム感と声量と声質がほしいなあ、と思った。