2021.02.06

 英語で本読むぞってトライして全然読めた試しがなかったので、『ファイトクラブ』も早々に挫折しそうと思っていたけど、Kindle for PCが読みやすいのと、あまりに面白すぎて止まらない。先に映画をもう何度も観てしまっているから完全に映画の絵で浮かんじゃうけど、このめちゃくちゃかっこいい文章をあのめちゃくちゃかっこいい映像に落とし込める想像/創造力すごすぎる。

 読む速度は超遅いけど、同時に物理的に分厚い『プルーストを読む生活』をちまちま読んでいて、読んでいる本の中の人がプルーストをちまちま読んでいるので、なんというか全然これでいい、という気持ちになれる。


 『凪のお暇』、いつのまにか8巻が出ていたのでKindleで買う。電子書籍は全巻揃ってなくてもあまり気にならないところが良い。

 『凪のお暇』はたまたま読む機会があって、本当になんとなく続きを買ってしまってるけど、案外好きなのかもしれない。誰にも感情移入はできないけど、深掘りされる人物描写が秀逸で筋が通っているところが揺さぶられる。リアルなテーマを漫画らしく軽くエンタメに昇華しているように見せてすごく繊細な物語な気がして、その、リアルさだけを良しとはしないバランス感覚がちょうどいいのかも。


 暖かいわりになにもしたくないなあと本ばかり読んでいたけど、ゴロゴロするのに飽きてきてもまだ午前中だったので、暇だしメガネを作りに行くか、と思ってJINSに向かう。

 痩せたからかスクエア以外のメガネも似合う気がして、「いまのスクエア型セルフレームのメガネの主張の強さが嫌だけど、自分が思っているより顔がキツく見られてるらしいからスクエア型メタルフレームは似合うけどもっとキツく見えるだろうなあ」と悩んでいるところに、ウェリントンメタルフレームという選択肢が舞い込んできて、ポケモンコラボのヒノアラシモデルで可愛かったし、それにした。

 ただ、レンズの歪みで結構印象が変わるので、やっぱりスクエアだったかな、あのフレームは流行りに乗せられすぎただけかな、と思って自撮りしてストーリーに載せたら、何人かが「似合ってるよ!」と言ってくれて嬉しかった。見慣れてきたし、軽いし、下がってこないし、あとファッション的に流行っているものだからか(フレームの細さもあると思うけど)、見た目に「メガネかけてます!」って主張が薄くて、結構満足。

 あと、スクエア型から卒業できたのは「大人っぽく見られたい」という気持ちが(顔がちゃんとそこそこ老けてきたことによって)なくなってきたんだなあと感じて、結構感慨深かった。

 

 インスタに自分の写真載せるのはもう抵抗ないけど、自撮りとか顔のアップはまだすごい抵抗があって、でも見てる人は自撮り載せてる人なんて沢山いるから全員気にしてないんだろうなと思うし、私も友人の写真だったら普通に「えー可愛い!似合う!」とか言うだろうし、なんかいい文化だな、と純粋に思った。インスタとかTikTok

 まだ自撮りをお洒落に撮るみたいなのが全然できない(技術的にも自意識的にも)ので、なんだかんだどうせ自撮りをあげるならちゃんとお洒落で可愛く撮るという壁も超えたい。可愛さ、顔立ちより表情とか仕草とか明るさなんだよなとJKボンバーズのヒルちゃんに学んだので。あれなんか超可愛いの恐ろしい。


 外が全然寒くなかったので、楽器のメンテナンスもしてしまおうと御茶ノ水までサックスを持って行く。職人さんに「こことここが気になっていて」と説明したら「これくらいならすぐ終わるからそこに座ってて」と言われて、色んな管楽器が調整されているところを眺めながら待つ。かっこよかった。お金のことを考えなければ、こういうなんらかの無骨な職人になりたかったなあと思う。

 いまだにYouTubeNHKで午前中にやってるような職人系の動画を観ちゃう。子供の頃からずっと好き。


 最近は眠くならないので22時に眠るのをやめていて、そうすると(いまは20時閉店で夜が長いから特に)休日前の夜ってすごく暇で、寝るのもったいなくて困る。

 今日は外を散歩してから『野澤輸出のお笑い大喜利』を観た。夜に外を散歩するの久々だったけど、やっぱりいいな。

 お笑い大喜利は予想通り好きなやつだった。会場で観たい。


 深夜にリアルで知り合って半年以上経つけど本名を知らない友人とLINE。

 共通の友人が私のことをフルネームで呼んでいて、まあ当たり前だけど彼的には呼びづらいらしく呼び方の話になって、「もう慣れたけど名字で呼ばれるの本当は嫌だ。下の名前で呼ばれたい」という話をした。聞かれたら「下の名前で呼ばれたい」とちゃんと言っていこうと思っている。

 あとは「本名、聞いていいよって昔言ってたのは覚えてるんだけど、いまだにちょっと聞きづらくて」「聞いていいけど、本名教えてそれで呼んでほしい感じなるなら微妙だな。本当は番号とかアルファベットで呼ばれるくらいでいい」とかいう話をして、『勝手に震えてろ』とか『A子さんの恋人』みたいだね、と言って、最終的にカタカナで本名を教えてもらった。カタカナなのは漢字を変換するのが面倒くさいからというだけらしくて、本当に名前にこだわりないんだなあと思った。

 私は本名の漢字もハンドルネームも気に入っていて、どちらも漢字が一発で変換できないものなので、ちゃんと漢字で変換してくれる人が好き。というくらい、名前にはこだわりがある。ハンドルネームも人につけてもらったものだから、人に与えられた名前をすごく気に入っているんだなと気付いて、なんかいいなと思った。あと、私は人からもらった名前しか名乗ったことがないのだなあと思ったけど、考えてみれば普通はそうで、人からもらった名前を一生名乗っていくって考えてみるとちょっと不思議な気持ちになる。

 私のことをフルネームで呼ぶ友人は、2、3年間はハンドルネームで呼んでいたのだけど、「もうリアルの人になったから」という理由で本名に切り替えたらしい。なぜフルネームなのかはわからないけど、嬉しかった。

 しかし、名前の話はなんとなくエロいなといつも思う。


 最近ハマっているもの。サツマカワRPGの「プレイヤーチェンジ」の動画。