2024.03.22

 『魔女の宅急便』、大人になってから観ると人々の感情の機微がすごくて別の物語を見てるよう。子どもの頃見てたときは出来事についてしかわかってなかったから、キキが急に怒ったりするところとか全く理解できてなかったな。あと子どもの頃はオソノさんのことおばさんだと思ってたけど今みると若いなと思うし、あのふとした時に幼さが残る顔であの快活さ、人間ができすぎている…と思った。

 物語以外の視点でも、アニメーションの作られ方とかもなんとなくわかるようになると、ジブリの昔のアニメってちょっとすごすぎてそりゃ覇権取るわという納得感しかない。ただそれを子どもがみんな好きっていうのがまたすごいよなあ。


 最近振り袖を着たり触ったりする機会が多くて、恋人に流れで「私成人式行ってないから」と言ったらすごく意外そうなリアクションされて、恋人から私はそう見えてるんだなと思った。大学生のときに出会った友達は私の捻くれててどちらかと言えば日陰者みたいな部分をまだ感じ取っているけど、大学卒業以降に出会った人は私のことを「友だちが多いタイプの人」と思っていることが多い気がする。友だちが少なくないのは事実だけど、多いタイプってわけじゃないんだよなあ。というかそこそこ可愛いのに多少面白い話ができる女、日向を真っ直ぐ歩いてきてはあり得んだろっていう(ド偏見)。

 ちなみに私は小学生から私立で地元に特に友だちがいないので成人式には行かずに同窓会だけ行ったのであって、成人式の時期に語られる「成人式に行った奴/行かなかった奴」の二元論は結構笑える。


 BeRealというアプリができた頃から気になっていて、でもあんまり話聞かないから日本では流行らなかったのかなあと思ってちょっと調べてみたらZ世代ではTikTok並の割合で使われてるらしくて、いよいよもう若者の流行りがキャッチできない歳になったんだなあと思った。

 ちょっとやってみようかなと思ったけど友だちがいないと面白くなさそうだからインスタで誰かやってないか聞いてみたら誰もやってなかった。アラサー。