2021.04.20

『スペインの宇宙食


 朝起きたら深夜に、いつものメンツ代表企画者から「週末集まろう」と連絡が来ていて、行動が早いアンド任せてごめんだった。あと読んでるだろうとは思っていたけどまだ日次で日記読んでくれてたんだなと思った。ありがたいですね。


 今日は将来的に移動する先のオフィスに出社。部長と副部長に挨拶。

 「○○君と同期か」と言われて「そうです」「青森出身の」「そうです。ちょっとヤンキーの」とうっかり口が滑って、「ヤンキーなの?」「いやあ、私服とかやばいんですよ…」「どんな?」「セカンドバッグ持ってました」で場の爆笑をかっさらってしまった。生贄にしてごめん。

 今回は狙ったわけでもないし、思ったよりめちゃくちゃウケて「ウケたな…」って感じなんだけど、ずっと「あの場、ウケたな…」って反芻しちゃう。なんか全員が「よろしくお願いします、、、ハハハ」みたいな空気だったのでひと笑い、解散、みたいな感じになってよかった。


 同期数人が新人研修の一環で新入社員になんか話す会をやっていて、お昼は同期と新入社員と数テーブルに別れて食べたんだけど、「私とこっちで食べましょう!」と誘ってくれた子と何故か二人でご飯食べて、まあそれなりには話したけど、楽しかったんだろうか彼女は。

 特に興味のない初対面の人と昔よりはちゃんと話すようになったけど、そのときにいつも「この話し方とか着眼点は他人のものだなあ」という気がしていて、しかも上手く社交をやるけどいつもちょっと醒めてるような友人のやり方ばかり(無意識に)真似しているので性格悪いなあと思う。


 ずっと「私は喋れない。喋るの上手くない」と言い続けて、でも気を許した(もしくは直感的に気に入った)相手にはよく喋るので「そんなことないよ。わりと社交的じゃない?」と友人に言われることを繰り返してたんだけど、この前ベロ酔いの同期に「喋れないんじゃなくて喋りたくないし喋る気もないんでしょ」と言われて、あーね、ってなって、浅く刺したナイフをグリグリされてるような気持ちで、ずっと痛くてちょっと嬉しい。でもそれはしゃべれないに分類されはすると思う。


 深夜に連絡がきていた友人から「土曜日仕事になっちゃった」とLINEがきて残念。


 イタリアンを食べに表参道。でっかい窓が全開になってるお洒落な家みたいな雰囲気の、間接照明が至るところにあって暗めで、緑がわっさわさしててジャズっぽいのが流れてるお店。情報源がインスタグラムによりがちな友人が選んだ店にしては珍しくかなり雰囲気が好きで、人もいなくて静かで、空間はよかった。ただ味はめちゃくちゃ普通で食べて嬉しくならなくて、料理をどんどん出してくるのもすごい嫌で、嫌だった。だからインスタグラム情報は嫌いなんだ。

 単価も低めだし、ここ、連れてきたら喜ぶ人いっぱいいるだろうなあと思いつつ、私が耐えられないのでもう来ることはないと思う。

 カクテルを飲みたいとか言いながら選ぶのが面倒になって、超下戸の友人がワインのメニューを見ながら「こういうの読むといいなあと思う」と言ったロゼを注文して、ひとくちあげたりする。女の子にはすぐ適当なことをしてしまい、そしてあーあ、と思う。

 昔は女の子にキザなことするのが好きなのだと思ってたけど、キザなことやあざといこと、無意識的にもしくは理性で異性にはやらないだけだなあ、多分。


 帰宅。人を呼ぶときは雰囲気が出すぎるのでやらないんだけど、一人で過ごすときはいつも部屋は間接照明で、前は机の電気とダウンライトの2灯使いだったのだけど、最近はそれすらまぶしくてダウンライトのみ。自分の部屋が好き。

 真空ジェシカとダイヤモンドのツーマン『ガクカワマタ』を観ようと思ったら今日の昼にアーカイブ期間が終わっていて、短すぎてびっくりする。48時間。