2024.02.11

 昨日の20時に恋人を夜間作業へ送り出し、今日は友人と谷根千エリアのきらめき彫刻祭へ。11時日暮里待ち合わせだったんだけど、恋人が帰ってきたのが家出る直前でびっくりした。予定では6時に終わるらしかったんだけど。


 私は現代美術は全然わからないので、目的のAnimal Trailの展示とあと景観観察研究会以外はピンとこず、友人(美大院生)に色々解説してもらった。でも言われたらわかるけど独りよがりだし、だからなに?とも思うし、内輪で評価し合ってるからこうなるんだ、よくないと思う、みたいな話をしたら、友人も今回の卒制では外側からの視点を取り入れて工夫(インスタレーションをゆっくり見られるように椅子を置くとか)したら「そういうのいる?」と教授にボロクソに批判されたとかでなんか違うなと思っていたらしく「だよねえ」と言っていた。


 彼女は今年の4月に就職するので、やっぱり会社員生活と制作を続けることへの不安があるらしく、私のことを「純粋な興味で色んなことを一人で淡々と続けてるのを尊敬する」と言ってくれて嬉しかった。時間は限られているのでやっぱりあっちを増やせばこっちが減るっていうのはあるっていうのと、マジで健康が一番大事で健康であると活動時間が増えるという話をした。

 私はというと色々やってるけどやっぱり創作という行為をしたいのがあって、「猫飼ったら絵を描いたりしてみようかなと思ってる」という話をしたら、「結局作品って作り手に似るんだけど、あなたは多分モノトーンで造形にフォーカスした作品がいいんじゃないかな」と言われて、そのあと萩原亮さんの彫刻を見ながら「これが好きなんだ」という話をしたのでイメージ通りだったらしくて「あなたがこれが好きなのわかる」と言われた。


 きらめき彫刻祭を全部巡ったあと、友人がインスタで見たヴィンテージ雑貨を直接見たいとのことで目黒に移動して銀吉村へ。

 80年代のアメリカの作家物の詳細不明な小物入れ?が2万円で、「手届くなあ〜」ってずっと悩んでたから「まあ会社員になったら2万は欲しければ買える額だし、そこまで気に入ってて手も届く金額だったのに誰かに買われちゃったときの後悔考えたら買っとけば?」と無責任に背中を押して買わせた。


 私はとりあえず朝倉彫塑館が大変気に入って、結構真剣に日本庭園のある家に住むか日本庭園を作ることについて考え始めた。あと萩原亮さんの作品がめちゃくちゃよかったんだけどでっかいやつが欲しくて44万でさすがに買えなかったので、日本庭園のある家に住んで芸術作品を買えるようになりて〜と思った。お金持ちはみんなやってるけど欲望ってここに収束するのか?

 一日芸術に触れてとにかく手を動かしたくてたまらなくなったので、恋人に「はやく水槽いじりたいから部屋片付けて」と言ったけど片付く気配がない。