2023.12.23-26

 23日は家の契約を済ませてケーキとチキンをテイクアウトし、北海道で買ったワインを開けて恋人と過ごした。24日は取り急ぎ必要な家具などを見に無印、ニトリ、ケユカなどをはしご。結婚とか同棲とかが決まってないあいだの家具屋デートはデートだけど、年末年始挟んで引っ越しが目前だとただの生活だった。


 一人暮らしを始めたときも思ったけど、カーテン選びって難しい。とりあえず24日はカーテンは保留して、家に帰ってからシュミレーターで部屋を作ってみたりしている。難しいとはいえ1人なら、カーテンをこの色にするならソファをこの色の感じにして、とか脳内でシュミレーションできるんだけど、二人暮らしだと決定権は私にあるとはいえ一旦イメージを言語化して恋人に伝えて合意を得なきゃいけないのが面倒くさい。

 この前ヨドバシに行ったとき、ただルンバを見に行くだけだったんだけどたまたまメーカーの営業の人がいて7万円台のものを4万切るまで下げてくれて、「どうせ買うなら今買うか」と2人で合意して買ったんだけど、あれもなかなか痺れた。自分一人の意思決定なら4万円の必要なものはサクッと買うけど、2人で4万円の合意ってすごく重みがある。

 これ、我々は最終的に少し譲る必要があれば譲るのは恋人側だという共通認識がなんとなくあることとか、機能と価格の妥協点が近い(=価値観が近い)とか、そもそもこだわりが強いのが私側だけなのとかがあってまあなんとかなってるけど、どっちかがケチとか、どっちもこだわりが強いタイプとか、よくある食洗機論争みたいにどちらかがどちらかの負担を軽んじがちなタイプだとマジでしんどいだろうなあと思う。私は好きという感情が先行していないのでそういう人だったら付き合わなかったなとは思うけど。付き合ってもいいかなと思う基準はずっと「この人となら生活をやっていけそう」だったな。


 X(旧Twitter)で見かけたポストで「『共働きできる人はただのラッキーで泣く泣く仕事をやめた専業主婦だっていっぱいいる』って言うけど私はキャリアを手放したくなかったから転勤がある人とは付き合わなかったし、会社だって続けられる視点で選んだ。働きたい意志のレベルもスタート地点も全然違う」みたいな内容のものがあって、もちろん泣く泣くの事情のレベルが人それぞれなのはわかるけど、たしかになあと思ってしまった。自分が結局恋愛をしないからかもしれないけど、キャリアを手放す可能性が見えてる結婚を選ぶという価値観が全くないし、もし自分が海外に行けたとして「理解のある配偶者だから海外に行けたんだ、ただのラッキーだ」と言われたら、「結婚するときに条件として提示してるし、相手が飲めないなら私は独身で海外に来ただけだし」とキレると思う。

 私は専業主婦もパート主婦も絶対向いてないから楽でいいなとか思わないし、あの手の論争にも興味ないというか論点どこ?と思ってるけど、一方で自立心がなかったり、何でもかんでも人と世の中のせいにして自分の人生に文句ばっかり言っている人は人として好きじゃないなあと思う。あんまりやり玉に上がってないけど男性のサラリーマンにも結構いる。

 私はフェミニストだけどフェミニズムってシンプルに女性の自立だと思っていて、そりゃ自立には痛みも伴うし努力しなきゃいけないことだってあるでしょう(これは休んではいけないとか無理しなければいけないとかいう話ではない)という考えなので、いまはフェミニストというよりLGBTQ+アライの界隈に多いけど、あの「すべての人に寄り添う」スタンスはあまり同意できないかなあと思う。誰とも競争せずに権利だけでそこそこの地位や生活(最低限の話ではなく、相対的に惨めだと思わないこと)っていうのはそれは叶わないよと思うことが多い。

 競争っていうのはもちろん仕事や勉強しろってだけじゃなくて、例えば主夫になるために努力した男性の匿名はてなとかはめっちゃ競争を勝ち抜いてこの地位を得てる(他の男性はもちろん、女性が独身で生き選択にも勝ってる)わけで、すごくわかりやすい例だと思う。ちなみに努力と書かなかったのは努力しなくても勝てる人はいるから。

(追記した!)おれが主夫になるためにした努力を聞いてクレメンス

https://anond.hatelabo.jp/20231129081226

 なんでこんな話をしたんだ。


 26日の夜はチームの忘年会に。日本から社内経由で海外支店に行った人が来ていて、マネージャーが繋いでくれたので話せてよかった。外資にいると転職前提なので普通に外の人とかにも繋いでくれるし、みんな散り散りになっていくのでコネクションが広くあるので、私にとってすごく理想的な環境だなあと飲み会に行くたびに感じている。あとマネージャーとスタンスと気が合うのは大きい。

 なんか流れで来年結婚しますという報告もしたら、周りからお金のこととか家事分担とかいろんなことを聞けてよかった。自己開示するといろんなことが思わぬところから聞けることがあるよなあ。


 そういえば今年のM-1もかなり面白かったですね。1本目も2本目も令和ロマンが好きだったので文句なし。今後くるまは大喜利ライブとかあんまり出られなくなるのかなあ。

 ちなみにさや香の見せ算は私は「三体みたいだなー」と思ってかなり好きだった。なんかよくわからないけどそういう理論がある、という前提で力づくで進んでいく感じが面白かった。