2021.04.22

『スペインの宇宙食


 起床。フワちゃんannx。なんで聴いちゃうのかわからないけど、私はつまらないものを結構途中で止めがちなので、惰性で聞いているわけじゃないと思う。

 蒸気でホットアイマスクは効果があった気がする。

 最近OLのコスプレ服を選ぶのにテンションが上がらなくて困る。上がる服を買いに行くか。春だし。


 出社。AirPodsの充電を忘れていて音楽もラジオも聴けない。こういうときに有線イヤホンが使えないのが不便。電車の中で『スペインの宇宙食』を開いたけど、これもそろそろ読み終わりそうでヒヤヒヤする。とりあえず行きの電車分はもった。


 コロナの影響でまた作業が延期して、ちょっと時間が空いた。いまだにいつかどこかに行けることを夢見て有休をためているので、今年のGWも特に休みを取って土日と繋げたりしない(なんとなく「休もうね?」の雰囲気を感じ取っているけど抗いたい。二年目12日支給のうち3日は貴重でしょう。しかし暇なんだな)けど、もし24日から9日まで15日間の連休にできるならどこに行こうかなあとGoogleマップを見ながら考える。

 大学生のあいだ、バックパッカーをしていたときはいつも3週間から一ヶ月程度で帰ってきていたので、15日もあれば大体どこにでもそこそこ満足に行けると思う。となると東南アジアは選択肢として消える。インドもありだけど、今の気分じゃない。

 ちょっともったいないけど飛行機のトランスファーも全然できる期間だし、キューバにも行けちゃうけど、中南米に行くならメキシコかなあ。南米大陸側の国境付近が安全ならメキシコから中米を横断してパナマまで行ってみたい。バスか鉄道は走っているのだろうか。そして異国の女が一人で乗れる程度には一応安全なのだろうか。南米もチリ、ボリビア、ペルーくらいは行ってみたいのだけど、それは別の機会に南米大陸まで直接飛びたい。

 ああ、ラテンの明るくてうざいくらいフレンドリーで親切な人々と、あの日差しと、音楽のある世界が恋しい。キューバでお世話になった女性達にもう一度あいさつに行きたい。大好きだったな、キューバのママたち。

 その他、スペインから船でモロッコサハラ砂漠のルートもありだけど、いまはヨーロッパの気分でも、もはや観光地のモロッコの気分でも、パッケージ化されたサハラ砂漠デザートキャンプの気分でもないから却下。モロッコが女子旅スポットになってしまっているので、なんだかんだサハラ砂漠には一生行かないかもしれない。

 トルコも昔は行きたかったけど、いまはトルコに行くならイスラエルに行きたい。父に止められたから行けなかったけれど、やっぱり嘆きの壁にはいつか行きたい。

 中央アジアも行きたいとは思いつつまだ具体的にどこという場所はなくて、アフリカも同じく。ハイパーハードボイルドグルメリポートのアフリカのスラム飯見てからとても食べてみたい、アフリカのご飯。

 私は今のところまだまだラテンに惹かれているらしい。フランスもパリは寒いけどやっぱりラテン系なんだよなって思うことあったし。楽しかったな、パリ。

 移住先も国単位で考えてどこはアリでどこは無理か、その違いと一貫性はなにかと迷っていたけど、ラテンというくくりで考えればいいのか。ヨーロッパの南側はまだ行ったことがないから一応下見に行っておかないといけないけど、少なくとも中米は全然ありだし想像できる。昔は夏が嫌いなフリをしていたけど、私には太陽が必要であると認めざるを得ない去年の精神状態。楽しみになってきた。


 昼休みに『スペインの宇宙食』をあとがき前まで読んで、帰りの電車であとがきを読む。スパンクハッピーの岩澤瞳のことがとても気になっていて何回か調べたことがあるんだけど、あまり情報がない。けど、よしもとばななの解説の「(菊地成孔が瞳ちゃんに飽きてしまったあと)ろくな結果にならないことを当然知りつくしている」というところが気になって、もう一度調べる。

 情報に埋もれてしまった第三インターネットか。それを掘り起こす真空ジェシカか。と思いながらネットサーフィンをしていたら、2014年に更新が途絶えたスパンクハッピーファンの個人サイトを見つけた。あとは多分芋づる式なので、あとでゆっくり読む。


 帰ってきて、『スペインの宇宙食』から拾ったティポグラフィカを聴く。良い。菊地成孔Wikipediaにもちゃんと載っていたけど、聴き逃してたな。


 夕飯を食べながら『水曜日のダウンタウン』、ラッキーアイテム脱出完結編。面白かった。

 友人に「ドキュメンタルは1が一番面白い」と言った話、彼はつまらなかったらしいから「それはドキュメンタルをいっぱい観てるからでしょ」とは言ったけど、「新鮮だから面白かった」という彼の分析にはあんまり納得がいってなくて悶々としている。1は彼みたいに分析しながら観て面白いものではないと思う、という意味で「ドキュメンタルをいっぱい観てるから」と言ったのであって、「新鮮であれば面白い」は私の感覚では違う。

 あとはそもそも我々はお笑いの見方が実は結構違うからな、と思ったりもした。これだけなんでも言語化したい私が唯一分析することを放棄して手放しでゲラゲラ笑ってるコンテンツがお笑いだからな。だって面白い以上のことってないんだもん。本当に大好き。

 友人が「ピンクのモンスターを直接脳に注入されたい」と言っていたけど、私はずっとその感覚でお笑いを観てるのだと思う。から『マヂカルクリエイターズ』3回目を観ました。

 お笑いと最近ではジャズとアフロビート、言語化できないものたちが確実に私の精神のバランスをとっていて、確実に精神状態が(多少ハイにせよ)良い。からジャズをやめて精神病を再発したの、わかるよなるちゃん。