2021.04.06

『スペインの宇宙食』、『アイアンマウンテン報告』


 6時45分起床。夢とリンクして人にお腹をくすぐられて起きた。という感覚になっているだけだろうけどやめてほしい。

 夢は結局のところ欲望やトラウマやコンプレックの表出なのか、ただのパズルみたいなものなのかわからない。今日は『スペインの宇宙食』で読んだからだと思うけど夢にセイレーンが出てきて、それで『ゆれる人魚』の人魚は人魚姫じゃなくてセイレーンなんだと気付いた。


 昼休みに『スペインの宇宙食』を読む。ゴダールについて語るインタビューは読み飛ばす。ゴダール映画は何本か観てるけど、ミューズが可愛い以外の感想が特にない。ほんっと可愛いからたまに観ちゃうんだけど。

 DCPRGの企画書の頁に入って、『アイアンマウンテン報告』を読みたくなって調べたら、本は中古で高かったけど、翻訳者が全文PDFで公開していたので、それを読み始めた。

 読み始めてから、私の大好きな馬鹿映画こと『アイアンスカイ』は『アイアンマウンテン報告』のパロディだったんだなと気付く。ヒトラーは生きていて、ナチスは月面で兵器を開発しているという陰謀論(+ナチ女へのフェチズム)映画。アマプラにあるはず。『アイアンマウンテン報告』もめちゃくちゃ面白い。

 こういうユーモア、無くなっていくんだろうなという悲しみもあるけど、ネオナチや白人優越主義の台頭を見るとさすがにやらんほうがいいとも思うし、難しい。菊地成孔みたいな快楽主義者の言うようには世界は気持ち良くめちゃくちゃにならないことがわかったから、だったら理性に踏みとどまるべきかと思ったりする。度が過ぎたブラックジョークをやるようなユーモアもなくなってほしくないけど、世界からも自分の中からもなくなるわけがないし、万が一世界から消えたらそのときは私が理性を捨てるので任せてほしい。正気は捨てないけど、私が従う正気は私の中の正気だからな。

 しかし、『プルーストを読む生活』を読みながら「『プルーストを読む生活』を褒める人より黙ってプルーストを読み出す人になりたい」と書いたりしたくせに、プルーストには一切手を出さず、『アイアンマウンテン報告』は速攻読み始めるの、めちゃくちゃ私っぽいな。


 帰ってきて、夕飯食べながら『マヂカルクリエイターズ』2本分。「鉄拳」はそんなに有名じゃない気がするから、「略して『てっけん』です」は面白いのでせっかくだし注釈つけたほうがいいのでは、というのが気になった。

 私は鉄拳、僕おもで鉄拳とパキスタンの話から知ったんだけど、あれはどれくらい有名な話なのだろうか。


 今週末に会社の同期と一泊二日で出かけるのだけど、車を運転してもらうのでさすがに準備は私がと思っていたのに、結局「桜的に長野とか岐阜あたりがいいかな」「長野より行きづらいかもしれないけど岐阜行ったことないから行ってみたいなー」、「宿探してみたけどベッドのほうがいいとかある?」「むしろ温泉旅館の和室がいいです」みたいな、いつも通りのムーブをしてしまった。申し訳ない。いっぱい写真撮るので許してもらおう。

 本当に常々立ち振る舞いが第一子長女とは思えないのだけど、両親にそういう育てられ方をしなかったから仕方ない。長女あるある的なものに共感できた試しがない。


 踊り場クラウドを聴いていて思い出したけど、マヂラブann0のコーナー説明で『黒子のバスケ』と『テニスの王子様』が並べられていて、いつも黒バスはテニプリと並べられるんだけど、黒バスはキャラにわりと元ネタとなる選手がいて、能力自体は比較的嘘じゃないので、全然テニプリとは違うからなんかモニョった。コートの端からシュート決められる人もいるし、ジョーダンはハーフラインからダンクするからね。黒バスのアメリカ編以降は知らないけど、しかしNBAは恐ろしいところよ。

 これなんで書かなかったんだっけと思ったら、マヂラブann0聴いた日がDC/PRGのライブの日だったからだった。