外出自粛生活記録前編(仮)

金曜夜

実は観ていなかった『ジョン・ウィック』を観た。犬は死なない映画と聞いていたのに死んで辛かった。サイレンサーをつけた銃での無駄のない殺し、めちゃくちゃかっこよかったね。器用に殺してるのに、大きい身体がなんとなく不器用そうな動きをするキアヌがとても良い。あと1時間半で終わるのもいい。

最近観る映画は当たりの中でも結構当たりなものが多くて嬉しい。


続けて『ジョン・ウィック チャプター2』を観ようと思ったが、明日明後日も家にいるのだから、集中して映画を観るよりだらだらドラマ系を消化する方がいいかと思い、少し前に話題になっていた『仮面ライダー アマゾン』のアマプラ限定リブート作品『仮面ライダー アマゾンズ』を観始める。

仮面ライダーシリーズは子供の頃はあまり話が理解できず、ちょっとだけ難しくて暗い話というイメージがあるだけなので、仮面ライダーの他の作品と比較したときに突出して憂鬱な感じなのかはわからないけど、仮面ライダーなのに、という前置き無しでそこそこ面白いと思う。まだシーズン1の5話。


0時すぎに夜食にリゾット作る。結局暇だと作る食べるをしてしまう。

3時くらいに普通に眠くなって就寝。


土曜日

9時すぎに自然に目が覚めるが二度寝。11時前くらいにcharmで注文していた水槽や石が届く。ランダムの青華石セットを開けたら、親石のサシが結構いい感じ(詳しくないからわからないけど好き)で嬉しい。

お風呂場で、レイアウトのことを考えて、お気に入りの面や角度を探しながら石をを洗う。石を愛でていると、変な宗教に石を買わされた人みたいだな、と思う。


昨日から水炊きが食べたかったので、手羽元を茹で始める。アマゾンズと鶏の往復。

スープが白濁する理由は骨髄から出るコラーゲンらしいということなどを調べる。調べてるうちに寸胴や圧力鍋が欲しくなるけど、シンクが狭くて大きいものは洗いづらいのよね。まあそのうち。人生は長い。


電気ケトルで沸かしたお湯のプラスチック臭が取れない。試行錯誤のち諦める。お茶ならごまかせるけどしばらく白湯は飲めなさそう。

「なそう」と「なさそう」、どちらが正しい日本語なのかいつもわからない。


14時。相変わらず鶏を煮ている。そういえば今日はまだなにも食べていなかったことに気付いて、とりあえず冷蔵庫にあったトマトに塩振って食べる。半分に切ってラップして放置していたトマト、若干水分が抜けたのか味が凝縮されていて美味しい。

家事や料理が好きだが、ただのオタクなだけで生活力的なものではないのだなあとこういうときに思う。気がつくとお腹空きすぎて動けん、みたいなことがまあまああるので、家にバナナやヨーグルトを常備している。死なない備えくらいはできる。


突然争い切れない眠気に襲われて夕寝。何時から寝たかとか覚えていない。いま18時。これどうにかならんもんかね。


水炊きを温め直して食べる。アマゾンズがちょうど人肉レストラン回でちょっと厳しかった。血が出る映画観ながらご飯とかは全然平気なんだけど、人肉がミンチ(ハンバーグ)になってるとちょっときついな、という基準があることに気付いた。焼けた臭いを想像しようとしてしまうのよね。


村上春樹風の歌を聴け』を読み進める。友人に勧められた『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』が面白かったので買ってみたが、うーん、わからん。漱石とかブローティガン読めばいい気がする。

村上春樹の翻訳小説はまだ読んだことがなくて、『極北』は買ってあるからそのうち。文章を信頼している友人の生涯ベスト小説の一つが『ノルウェーの森』らしいので、それもそのうち。彼は「村上春樹は小説よりエッセイ」と言っていたが。

彼には「また」と言ったきり1年くらい会っていないし、Twitterをみて暇そうなときに連絡していたのができなくなってしまったが、コロナ騒動が落ち着いたら連絡しよう。一人暮らし楽しいですという報告もしなきゃいけない(周りに「新卒から一人暮らしは…」「実家いいとこにあるのに…」と言われるなか、「一人暮らし、楽しいよ」とニヤリと笑って背中を押してくれたのは彼だった)。


20時半。お風呂に入る。これで前半の区切りとする。