2017.05.03-08の回想(滋賀編)

2017.05.03-08

台湾で仲良くなった彼と近江で待ち合わせをする。

近江八幡を散歩して、綺麗な庭の奥にカフェを見つけて入ると、店員さんに「えっ、遅…」だかなんだか気が抜けてたような対応をされて2人で笑った(営業時間すぎてた)。


近江牛を食べながらいろんな話をした。なんで世界一周しようと思ったんですか?とか、なんで医者になろうと思ったんですか?とか、普通の質問といえば普通の質問だが、迷いがある者同士、ほとんど思想の会話だった。

今思えば会うのが3回目(一度彼が東京に来たときに飲みに行っていた)にも関わらず、わりと深いところを根掘り葉掘り聞いてしまったが、話せてよかった。真摯に思想の話ができる人は意外と少ない。

 

その後、日時の指定が先だったのだが、その日はたまたま近江で篠田の花火という花火大会があるということでそこへ向かう。歩いていると家族連れが続々と増え始め、どう考えてもこじんまりした地元の神社のお祭りという感じだったのだが、始まってみるとかなり狂った花火大会で、行ってよかった。

後日行く信楽もそうだったのだが、滋賀は観光客向けではないナチュラルに狂った日本が自然に残っていてよい。


お祭りではおじいさんが倒れて頭を打ち、友人が助けに行くという、リアル「この中にお医者様はいらっしゃいませんか?」のような光景を生で見たり、帰りの二択の道で「行きに通ってない方を通りましょう」と言ったら「その価値観いいね」と言われ、「その価値観いいねと思ってくれるそれがいいねだよ!」と思ったりした、良い一日だった。

 


次の日、琵琶湖の畔でゴロゴロしながら学校のレポートを書く。

近江八幡以外は人が少なく、琵琶湖の周りを散歩するとただ波音だけが聞こえてとても暖かく、終の住処はここでいいと思えるほどにいい所だった。

 

f:id:NYhlvtc:20200216140408j:image

毎年10月にやっているという大津ジャズフェスティバルにもいつか行きたい。あの風にスウィングする音楽は最高だろう。

 


滋賀3日目は信楽へ。

駅を出るとたまたま陶芸市をやっており、そこに「信楽名物」とのぼりが立っていた蕎麦を、信楽の名物は蕎麦なんだなあと思いながら食べた。ハライチ岩井のエッセイの蕎麦は名物ではない話を読んだときに真っ先に思い出したエピソードだ。

f:id:NYhlvtc:20200216140528j:image

f:id:NYhlvtc:20200216140535j:image


蕎麦を食べたあとは徒歩で陶芸村と陶芸の森へ。小雨だったこともあってかとにかく人がいないのだが、道すがら至るところに変なたぬき(?)がいてとにかく面白い。

f:id:NYhlvtc:20200216140435j:image

f:id:NYhlvtc:20200216140438j:image

 

とにかくたぬきを推す陶芸村で1人写真を撮りまくり、陶芸の森でたまたまやっていたうつわと地酒展の試飲コーナーで酔っ払い、大津のカプセルホテルに帰ってFacebook信楽イカれてて面白いという話を酔いに任せて投稿し、一日が終了。

 

f:id:NYhlvtc:20200216140619j:image

 

次の日は京都へ向かう。