2020.02.24 出雲大社

東京駅鍛冶橋から13時間夜行バスに乗って出雲大社へ。今までバスに乗った最長時間はラオスビエンチャンルアンパバーン間の10時間だったので少し不安だったが、なんの問題もなかった。あまり理解されないが、夜行バスでの移動が好きだ。


朝9時、出雲大社に到着。朝だからか、コロナの影響か、人は多くない。

店があまり開いていない神門通りは、朝の空気も相まってしんとして独特な雰囲気。出雲大社の正門を潜ると、椿や松やブナの木の深緑に囲まれて、気持ち湿度も高い。子供たちが遊んでいる。歴史や神学に詳しいわけではないが、神社やお寺につい行ってしまうのは、この感じがたまらなく好きだからだ。

 

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意外とすぐに見終えてしまったので、歩いて稲佐の浜へ。

海が見えるとどうしてもテンションが上がる。初めて日本海を見た。砂浜は白くてふかふかで、海は風が強くて波が荒いが、水色で美しい。ずっと見ていたかったけど、今日は1人じゃないので早めに切り上げる。

海を背に山を眺めながらあまり車も人も通らない穏やかな道を歩いていると、細かいことを考えなければやっぱり日本の海が見える田舎に住みたいなあと思う。

 

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父にパリが好きだったという話をしたら「(私がフランスが好きなの)すごくわかる。似合う。フランスって個人主義だし、皮肉屋だし、あと農業国だし」と言われ、そのときは最後の言葉の意味がよくわからなかったが、もしかしたら田舎っぽい空気がパリにも少しだけあるのかもしれない。

日本に帰ろうと思えなかったら私のあがりはフランスの田舎か。でもきっと南仏じゃなくて北側だろうな。暖かいところは明るくて、暮らすには肌に合わない。


出雲で蕎麦を食べて、普通電車で鳥取まで4時間かけて移動する。こんな旅行に付き合ってくれる友人がいて幸せだ。

車窓を眺めながら、いろんなことを思い出したり考えたり寝たりする。

日が暮れてきて、くるりとか聴き始めちゃったりしてよくない。

 

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