2021.03.19

プルーストを読む生活』『ペスト』


 それ以前の記憶なし。待ちに待ったぺぺトルメントアスカラール。2曲目で「パンとチーズと赤ワイン!」と思いつつ、終わってからは食べられないことをうっすら思う。

 初めて生で観た菊地成孔はずっと菊地成孔で、宮本浩次にちょっと似てると思った(変人が変人を演じてるところ、バンドの絶対王者なところ)。あと本当に、あの人を一言で表すならエレガントで、エレガントなんだけど、サックス持つときに忘れてたのかと思うくらい慌ただしいところとか、菊地成孔だなあと思う。あざとい。わざとやってるのか?

 バイオリニストの一人が、自分が弾かないパートのあいだ、すっごく気持ちよさそうに音楽を聴いていて、いいなあと思ってたら激ヤババイオリンソロ弾いてて撃ち抜かれた。初めてバイオリンをいいと思った。

 ぺぺトルメントアスカラールはもちろんそれぞれのリズムに乗るのもいいんだけど、そういうことじゃないもっと大きなうねりの中にいる感じが気持ちよくて、森だなと思う。宇宙でも海でもなくて森。あと照明がいいなあと思いながら観てたんだけど、16年間同じ人が舞台照明やってたらしくて(先日亡くなったらしい)なるほど。


 コンサート終わって、「お腹空いたしこのまま帰るの嫌だ」って言って銀だこのテイクアウト買って外で飲んだ。やっぱり赤ワインだったなあ。空腹で飲んで謎な感じになったし、でもそのまま帰るのも寂しかったし、正解がわからん。ジビエ