2020.11.12

今日の夢は、結局は思い出せたのだけど、起きた瞬間は覚えていて、歯を磨き終わったらなにもかも忘れていたのでびっくりした。この前の文章といい、ここまですっかり夢の内容が抜け落ちることっていままでなかったから怖くて、必死に思い出した。

ちなみに、抗争真っ只中の町で危険をおかして友人とコンビニにおにぎりを買いに行き、友人がガムを買ったらおまけで小さいガムがついてきてラッキーと思った夢でした。コンビニは西部劇に出てくるみたいなログハウスだった。

勉強の単純暗記は嫌いなくせに出来事を(自分ではそれが普通なんだと思っていたけど、他人と比べて)異様によく覚えていて、ただ、これは覚えているんじゃなくて覚えている(もしくは忘れない)ことにどこかで自分が過剰にこだわっているんじゃないかと今回の件で思い始めた。記憶がそのままで、みんなのことを見ていられるなら死んでもいいと思っているあたり、自己同一性を担保するのは記憶だと思っているのかもしれない。あと自我を形成しているのも全ての過去の経験だと思っているので、それも記憶。まあ周りがなにも覚えていない以上、目が覚めたときに全ての記憶が書き換わっていたとしても誰も気付かないんだけど。とか考えちゃうよねえ。

ネットワークエンジニアをやっていて、眠りとネットワークはなんか似たようなものだなと最近思うようになった。お膳立てはいくらでもできるけど、結局自分の手を離れてからは関与できないという点で。


11月4日分の『有吉の壁』観たら面白いけど今までみたいに笑い転げることがなくて、今回が微妙なのか私がズレてきてるのかどっちだ、と思いながら観てたらPPパロパロで腹抱えて笑ってしまったんだけど大丈夫ですよね?

『有吉の壁』は「これ個人的にはめちゃくちゃ面白かったけど面白かったよね?」みたいなやつが毎回ちゃんと流行ってるので、多分ちゃんと面白かったんだと思うけど。ピーピーパロパロ〜(またp音か、と書きながら気付いた。流行るかもね)


夜電波シーズン5を聴き終えた日に夜電波本を注文していて、今日届いたので読み始めて、菊地成孔が結婚していたことを知った。生涯独身で楽しく生きてるタイプだとばかり思っていた。

しかし聴き始めたのは3、4週間前だけど、もう第一回の前口上読んでグッッッときちゃうし、音読したくなるのもよくわかる。

今日も結局YouTubeでぺぺ・トルメント・アスカラールとDCPRGの動画を観てうっとりしていた。夜電波をいつか聴くことも、聴き始めたらハマることも、菊地成孔を好きになることも想定内だったけど、彼の音楽のエレガンスにズブズブとはまっていくことは想定の範囲外でした。この前も書いたように、いま思い返せばその気はあったんだけど、今まで全然気付いていなかった扉を開いてしまったなあ、という感じ。第二思春期的感覚。

ちなみにエレガンスという言葉の語源はラテン語で「選ぶ」を意味するそうでとても良い。ラブリーよりエレガントに生きたい。もともと「自分で選択して生きる」という意識はかなりあったけど、「エレガントに生きる」と言ったほうがエレガント。あとはスイートでスパイシーだとなお良いのだろうとは思いつつ。私にはチャーミングさが足りないんだなってなんとなくわかってるけど、あれは生まれ持ったもののように見えてしまうよね。


吉祥寺にジャズ喫茶兼バーが上下に連なったビルを見つけたので下からせめてみたら夜はコーヒー置いてなかった。不覚。けどまあチャージあるし、お客さんが私しかいないので、のんびり飲みながら本を読めてよかった。