2020.10.11

7時に目覚め、二度寝して、9時半起床。大体いつもこうなのに、大阪では眠れなかったのが不思議。

昨日までは大阪旅行についての文章を書いていたのでそれだけでよかったのだけど、今日はそれがなくなって、しかも予定のない日曜日で(あることの方が少ないけど)、個人的には試練かな、という日だった。


なのでとりあえず歩こうと、阿佐ヶ谷のシンチェリータにジェラートを食べに行くことに決める。暖かかったので、ここぞとばかりにミニスカートにブーツを履いて、途中で文庫版『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』を買うつもりで、本を持たずに家を出る。

行く道はスピッツを聴いた。


学生時代はよく歩いていた吉祥寺、阿佐ヶ谷間だけど(歩いていたのは阿佐ヶ谷→吉祥寺方向)、久しぶりに歩いたし昼に歩いたのは初めてだったので、色々と新鮮だった。

やっていないけれど久々に南阿佐ヶ谷、夜の図書室前を通ってからシンチェリータ。マスカルポーネとアーモンドのデュオはしつこすぎるかなと思ったけど、絶妙なさわやかさで食べきれてさすがだった。

吉祥寺にもジェラート屋さんは沢山あるけど、やっぱりシンチェリータが好き。『A子さんの恋人』のことを考えながら食べた。楽しみすぎる。


本屋さんに寄ってからいつも行くカフェに行こうと思ったけれど、通りがけの古書コンコ堂で森見登美彦『恋文の技術』が110円で売られていたので買ってみる。アニメの『四畳半神話体系』はあまり好きじゃなかったけど、文章で読むと面白い。

高校を卒業してから一年間、インターネットから離れて数人の友人と文通をしていたことを思い出した。完全になにかに被れてたけど、面白かったな、あの頃。イタイこと全部適切にやっておいてよかったと今は思う。


カフェはちょうど良い気温だったので、初めてテラス席に座って、蚊に刺されまくった。

行く場所はやっぱり吉祥寺よりも西荻窪や阿佐ヶ谷が好きだなと思うけれど、歩ける距離だし、これも余白だと思えば良い余白なのかもしれないとか考えた。

帰りに熱帯魚屋さんに寄ってベタを買った。ベタは可愛らしい魚です。