飲んだことないけど

尊敬できるパートナーと一緒に過ごしているうちに意見が同じになることと、それをさも元からの自分の考えかのようにツイートすることには大きな隔たりがあるのに。匿名の体験談をどこまで一般化して考えるかが重要なのに。意見の方向性がどうであれあなたには賛同できません、ということが増えて悲しい。それはいわゆる「ネットde真実」となにも変わらないのに。

誰かの発した意見をみて自分と一字一句同じだと感じたとしても、自分がなぜそこにたどり着いたかのプロセスを分解して考えなきゃいけないし、自分がなぜその思考をその言葉で今まで発さなかったのかを考えなきゃいけない。ハッとしたなんて直感はくだらないことだよ。

嫌いになりたくなかった人をもう見ていられなくなるのは辛い。顔を上げてほしい。時間を取り戻して世界!


今日は短歌を作ろうと思って本とかノートとかをカバンに詰め込んで部屋を出たのに、どこに行くべきかわからずに街をぐるぐるぐるぐる歩きまわってしまった。チラシを捨てずに残していた期間限定の珈琲屋さんが7月いっぱいだったのが痛かった。

新規開拓はどこもここもうーんという感じで、結局行ったことあるお店に向かったら「しばらく休みます」という貼り紙が貼ってあって心配になった。向かいのお店に入ったらわりとよかったけど、結局短歌は一首もまとまらずに店を出た。


吉祥寺は休日混んでて嫌と先人からは聞いていたけど、そんなのは住宅街を縫って歩けばいいだけだから全然よくて、みんな楽しそうだからいい街だなと思うのだけど、それはそれとして、日を追うごとにここじゃなくてもいいという感情が増している。グローバリズムの方向に世界は進んでいるのに、新しくないこの国を求めれば求めるほど、国外を旅していたときと同じ感覚が蘇ってくる。ここにいる限りソファーもユーカリも猫もかえない。

夏をずっと心待ちにしてたけど寒いところに行きたい。誰かが一緒に来てくれたら理想型のパリなのでとりあえず稼ぐぞという気持ちがあるけどひとりでも行ける。


緑色の枕カバーと白いタオルを一緒に洗ってしまって、タオルが無印のメロンソーダみたいな色になった。