アクセル、ブレーキ

あまり外に出られないまま、窓の外から人々が暮らす音だけが聞こえてくると、Bunkamuraで見たソウル・ライター展を思い出す。また見たいな。作品集買えばよかった。

最近は絵画とか、写真とか、言葉とか、音楽とか、突き詰めた表現の美しさを欲している。


朝、中国語で間違い電話がかかってきた。中国語は今まで少しも触れてこなかったので何を言っているか全くわからなかったのだけど、とりあえず英語で返答してみた。ら、通じなかったので切った。

異国語が生活の耳に入ってくる瞬間や、腹を括って異国語で話す瞬間のあの脳内物質ってなんなんだろう。これだからイレギュラーの多い旅がやめられない。次はどこへ行こうか、こんな状況でも結局考えてしまう。中央アジアか、中東寄りのヨーロッパか、中南米か。パリは快適だったけど、また辺鄙なところに行きたい。でもニューヨークもいいな。じめっとした生々しさのあるところがいい。どこにでもあるか。


完璧主義というか負けず嫌いというか、なところがあり、研修で日を跨いで成果物を出すようになってから、終業後も脳が休まらない。作業は定時でやめているし、考えることもやめているはずなのに、勝手にぐるぐる回ってオーバーヒートしている。研修のはじめの頃は、机のライトを消した瞬間切り替えられていたのだけど。これ土日に持ち込むのは厳しい。

無意味に「あーーーー」と声を出して歩き回ると脳の回転を強制的に止められるのだけど、やってて不安になるのであまりやらないようにしている。今日はやった。


ピーマンの肉詰めを作りながら『伯山ラジオ寄席』を聴く。普段落語を聴いてないとやっぱり最初は聴き取れないけど、聴こえてくると面白い。爆笑問題のことは全然興味ないから知らないんだけど、太田光の話には興味深いものもあるし、あの2人で毎週やってほしい。太田伯山も面白いんだけど、やっぱりテレビはなかなか観ないので。


きっと人のためなら2品以上作るんだろうな、と思いながら、ピーマンの肉詰めとジントニックだけの映えない食卓をインスタに載せた。

生野菜が好きなのだけど、傷みやすいし、サラダにちょうどいいお皿がないしで、もうずっと食べていない。月の食費を計算してみたら2万円以下だったのだけど、どうも相当安いらしいので、次買い物に行くときは半玉のレタスとか、1個売りのトマトとか買ってもいいかもしれない。