学生生活とルサンチマン

コロナウイルスに関して、自分自身は小学生のときのおたふく風邪以降、インフルエンザにも罹ったことがないのでなんとなくあまり心配していないのだが、街中で差別的な発言が聞こえてくるのがきつい。最近は友人と話していても必ず政治の話になるし、それは悪いことではないんだけど、そうなってしまう状況がなあ。精神的にちょっと参る。

 

学生生活とルサンチマン
今日は帰宅して録画してた映像研を観て、もちろん今週も泣いて、その勢いで観ていなかった湯浅監督作品の『四畳半神話大系』を観た。『夜は短し歩けよ乙女』を観るつもりだったのだが(こちらもまだ観ていない)、Amazonプライムになかったので。

四畳半神話大系』は映像的にも物語にもそこまでハマらなくて、でも不思議なループ感が気になって結局最後まで一気見してしまったが、結構しんどかった。


ああいう学生生活ルサンチマンものの物語を観ていると、私はいわゆるバラ色の学生生活(男女関係)に憧れたことが一切なかったな、と思う。あのいつものメンバー、お決まりの居酒屋でグダグタ飲む日々に1番憧れたし、大学生活はそれができたのでなんの後悔もない。

ただし、実際にずっと欲してなかっただけでモテなかったわけじゃないし、常に異性の承認を必要としている人たちと一緒にもされたくないというくだらないプライドのせいか、冗談でも「あーバラ色の学生生活よ。満たされなかったなあ」というようなクダの巻き方をしないので、心の底からルサンチマンを拗らせてこそ、と考えるなら正しくないのかもしれない。

でもきっとルサンチマン拗らせるより今のほうが楽しいし、ロクでもない大学生活を本気でやった小津側の人間なのだと思えばこれでよかったのだ。


ひとつあげるとすれば、私はハルヒでもキョンでもない、人が周りに集まるタイプでも、黙ってても巻き込まれる(必要とされる)タイプでもないのだ、と気付いたことだけ少し寂しい。観察していると、そういった人間関係を持つ人たちは寂しがりやで、それはそれでつらそうだなと思うときもあるが。